第4話  海 の 汚 れ 2   平成15年6月15日

最近の釣では、アジ釣、浮木フカセや団子釣等で撒餌を使って魚を寄せて釣る。
だから10人の内1人が何らかの残りを捨てていけば、100人で10人となり、1000人で100人となり当然ゴミも山となる訳だ。それが毎週のように捨てて行くのだから、いつの間にか綺麗だった海が汚いゴミダメとなっていくのは当たり前だ。

私は残ったのは、可能な限り家に持ち帰り、きちんと封印して冷凍する。そして次回に使うようにしている。又、撒餌は一度には沢山作らない様に心がけている。また、冷凍アミ、オキアミも使う分だけ、その都度削りながら撒餌と混合し、余った物は持ち帰る様にしている。まず、一人一人が自分に出来ることは、自分でやる人が大切だ。皆が最低限のルールを守ればゴミは溜まらない。溜まってからでは遅いのだ。海が汚染されてからでは遅いのである。自分一人、俺一人くらいの気持ちの人が、多いのである。そのような人が増えてきたので、ゴミを捨てるのにもお金がかかるようになって来た。金がかかるから、又捨てる様になる。いわゆる不法投棄だ。

釣が出来ることに感謝する気持ちのない人は釣り人として失格だ。
近い将来、汚染が進み海に魚がまったくいなくかも知れない。でもその前に有料となり、やがて全面禁漁になるかも知れない。自分達が撒いた種だからどちらにしてもしょうがない。

その前に一人一人が気を付けなければならない。時々ボランテアで海や磯を掃除をしている人たちも居るが、「ご苦労さん」と素直に声をかける釣り人が何人居るだろうか?